きょうは、質問を多くいただいた、
”質問力” について書いていきます。
もともと渡邉は
質問をして相手に変革をもたらし、報酬をもらう職業(語弊がありますが)である
コーチや、キャリアコンサルタントをしていました。
ですので、ある意味得意分野です。
しかしこの質問力、
ぐぐるとめちゃめちゃ関連書籍が出てくるように、
多岐にわたる力の集合体だと思っています。
・ロジカルに組み立てて内容を前に進めていく力
・相手が言うつもりがなかった深い話を思わず引き出す力
・表情や行間を読む力
などなど・・・
それと同時に、この質問力に対しての回答も多岐に渡ります。
さらに、誰に聞くかでも変わりますね。
対先生
対クライアント
などなど・・・
ですが、
今回は「自分よりも道の先を行く人に質問すること」を前提として書きます。
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【結論】
思わず応援したくなる質問の仕方をして、
成果を出していきましょう。
☆テーマ☆
つぎどうしたらいいか聞きたい人の場合。
⇒これから、いろいろな聞き方を書きます。
でも、聞きたいことはみんな同じです。
みなさんだったら、どんなふうに感じるでしょうか。
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【1:いやな質問の仕方】
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■思考の跡を感じさせない質問
これが最も嫌われます。
このひと何も考えていないな。たぶんこれ教えた後、
また「つぎどうすればいいですか!?」と聞きにくるだろうな。。
とおもわれます。
例)このあとどうすればいいですか?
例)ここ教えてください
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【2:よい質問の仕方】
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■思考の跡や努力の跡を感じさせる質問
指導者や先輩は、基本的に
「がんばっている人」を成功させたいとおもいます。
では、がんばっている人はどんなことをするでしょう?
・必死に考え
・行動し
・壁にぶつかり
・何度も繰り返し
それでも解決できないことを相談
(もはや厳密には質問ではないですね)
しにくるとおもいます。
そう言った人は聞き方も違います。
・今、OOをOOOと考えて、Aということをしています。
ですが、OOOくらい反響があるかなと思っているのですが実際には伸び悩んでいます。
こういった場合、OO日間くらい後にじわじわくるのでしょうか?
それとも、この進め方自体再考の余地があるものでしょうか・・?
☆ポイント
・自分で行動したことを書いている
・自分の仮説を盛り込んでいる
・自分の行動量を書いている
・相手がyes and もしくは No becauseでまず返答できる内容になっている
(接続詞はいっぱいあります)
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【3:きかれて嬉しくなる質問の仕方】
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■2に加え、相手への配慮がある
どんなに優秀な先生も、人間です。
24時間対応の高性能グーグル風マシンではありません。
人には気持ちがあり、
応援したい人をもっと応援したくなるのは仕方のないことです。
例)
・今、OOをOOOと考えて、Aということをしています。
ですが、OOOくらい反響があるかなと思っているのですが実際には伸び悩んでいます。
こういった場合、OO日間くらい後にじわじわくるのでしょうか?
それとも、この進め方自体再考の余地があるものでしょうか・・?
お忙しいところいつもたくさん聞いてしまって本当に申し訳ないのですが、
お時間ある際に簡単にでも返信いただけるとありがたいです!
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いかがでしょうか。
重要な点は、
コミュニケーションのレベルは受け手が判断する
というものです。
仮に、ものすごくがんばっている人が、
3の気持ちをもっていたとしても、
表面にでてくる質問の言葉が1の場合
・この人何も考えてないな
と相手に思われても不思議ではない というかんじですね。
質問の仕方は、
相手との距離、人間関係、頻度により変わってきますが、
こちらがみなさんの1つでもプラスになると
幸いです。
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そしてもう一つ。極めて残念なことに、
”質問をすることに満足をしてしまう人”がいるのも事実です。
あの人に直接きいちゃった!!!!
というように、役者さんに握手をしてもらった感じに舞い上がってしまうタイプです。
質問をするときは必ず、
じゃあ明日からどうするか? をあきらかにしてください。
それがあきらかになっているかどうかを調べる手段は観点です。
この2つの質問を自分自身で、自分に対して聞いてみましょう。
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1)明日からやる具体的なアクションは明確?
2)それをすれば、必ず成功する?
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この2つがないなら、必ず同じようなところでつまづきます。
ですが、質問を回答した先生や指導者からすれば
「わかりました」と言われているので、伝わったと判断してしまうのです。
せっかくの成長の機会を無駄にしないためにも、
自分自身に質問をする(セルフコーチングという領域です)
ことを行ってみてください。
きょうはここまでヽ(*´∀`)ノ